安倍晋三首相の銃撃事件の発生を契機に、統一協会(現 世界平和統一家庭連合) の霊感商法への注目が高まっています。
消費者庁では、「霊感商法等の悪質商法への対策検討会」を設置し、本格的に対策に乗り出すようです。
こういった政府の検討会は、なんといってもメンバーが重要です。
メンバー次第で、会議の内容はどちらにも転びます。
「霊感商法等の悪質商法への対策検討会」のメンバーは以下の通りです。
(座長)河上 正二 東京大学名誉教授
青山学院大学客員教授 菅野志桜里 弁護士(一般社団法人国際人道プラットフォーム代表理事)
紀藤 正樹 弁護士(リンク総合法律事務所所長)
田浦 道子 消費生活相談員(相模原市消費生活総合センター)
西田 公昭 立正大学教授
宮下 修一 中央大学教授
山田 昭典 独立行政法人国民生活センター理事長
芳野 直子 日本弁護士連合会副会長
メンツをみる限り、大変期待できる会議ではないでしょうか。
少なくとも消費者庁が、表面上とりつくろうためにこの検討会を設置したものでないことは、委員の人選をみればわかります。
霊感商法で人生を狂わされる被害がこれ以上増えないよう、この対策検討会の動向に注目したいところです。
ちなみに、紀藤正樹弁護士は、わたし(一由)が、東京で弁護士をしていた際(短い間ですが)の事務所のボス弁でした。
わたしはいつも叱られてばかりでありました(汗。いまにして思うと、叱られて当たり前であったとおもうことばかりです。)が、紀藤先生の仕事に取り組む姿勢や多面的なモノの見方は今でもわたしの業務に影響を与えていると思います。
自分にも他人にも(良い意味で)厳しい先生で、カルト宗教被害問題に取り組む熱意とその弁護士としての実力は、申し分ない方です。
その紀藤弁護士からの提出資料に、「トラブルに巻き込まれたときの相談窓口」というものがあります。
ぜひこういう相談窓口を広く知って頂きたいとおもいます。
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